スポーツの秋〜犬飼高美編〜

スポーツの秋
〜犬飼高美編〜





重垣:スポーツといっても、様々なジャンルがあります。近藤衛恵は文字どおりのスポーツ、運動ですが、レイヤーズ会長で、「城北の青き疾風」の二つ名を持つ犬飼高美の「スポーツの秋」は、モータースポーツです。
犬飼:春と秋は、ツーリングに出るには格好のシーズン。大排気量のバイクに乗るのも、立派なスポーツよ。もちろん、他の車両が走らないラリーならともかく、一般車両として公道を走る場合は交通法規にのっとらないと。そうでないと、単なる暴走だから。
重垣:それはいえていますね。いかなる競技もルールがあってこそですから。
犬飼:あたしたちの場合、制限速度を守っていれば十分曲がりきれる設計のカーブを、制限速度から十数キロオーバーしていたため曲がりきれず、反対車線に飛び出し、対向車と衝突…といったように、「反則」は、死という制裁を招く場合もあるから。
重垣:モータースポーツは、ちょっとした油断が命に関わりますからね…。
犬飼:これに相通ずるものがあるのが、ヨットなどのマリンスポーツと、登山、馬術かしらね…。なにはともあれ、ルール違反は禁物だってことよ。で、今回のショットは、ツーリングに行った先で、二輪車仲間に撮ってもらったスナップです。
重垣:…(しばし絵を見て)立つ位置や、ポーズなどは、考えていますか?
犬飼:レイヤーズの「報道班員」、岡部さんがいれば考えるかもしれないけど、普通の人がシャッター切っただけだから、立つ位置なんか考えないわよ。
重垣:いや、あまりにも絵になっていたんで、つい。バイクの新車のCMポスターに使えそうな構図です。
犬飼:CMポスターになれるかどうかはともかくとしても、このときの姿から、自動車の学科教習のコーナーのタイトルになる、「城北の青き疾風」の二つ名がついたんだ。
重垣:バイクも、ヘルメットも、ライダースーツも、みんな同じ色ですから、高速で走ったら、まさに「青き疾風」ですね。ところで、ライダースーツはどこで手に入れたんですか。あまり見ないデザインですね。
犬飼:白バイ隊の乗車服を意識した、特注のライダースーツです。ライダースーツは男物が多くてねえ。身長にあわせると胸囲が合わないし、胸囲にあわせるとすそは引きずるし、袖は長すぎるしで危険だから、革製品を扱う問屋兼小売店のティファニーに頼んで、作ってもらったってわけ。
重垣:ティファニーさんはこのシリーズでも紹介したように、ライダースーツなども扱う、革製品の輸入販売が家業でしたね。
犬飼:そう。モーターショーではティファニー自身がコンパニオンになって、PRしているしね。で、話を元に戻すと、デザイン設定には、あたしの意見を相当入れてもらっているんだ。オーダーメイドの特権ということでね。
重垣:女性ライダーのための、着やすいライダースーツ開発の意見にもなりますね。それに、両腕には、ごついプロテクターをつけていますね。
犬飼:両腕や両足のプロテクターは、伊達や酔狂でつけているわけではない。二輪車は四輪車のように、カバーしてくれるものがないから、なにかあった場合、少しでもダメージを減らせるようにしているわけよ。
重垣:ところで、この姿で大学に出勤されるんですか?
犬飼:まさか。今回はツーリングに出るので、天候の急変や転倒といった不測の事態に備えて、プロテクターつきの革のライダースーツを着ているけれど、市街地の短距離移動だったら長袖長ズボンよ。場合によっては、ブーツを履くけど。
重垣:高美さんがヒロインを演じる、「トラフィック戦隊・アンゼンジャー外伝」のブルーユニッツ・タカミの衣装も、こんな感じにしたほうが、よかったんじゃないでしょうかねえ。
犬飼:重垣さんの言うとおり、ヘルメットにプロテクターと、鎧のようなデザインだからね。案としては出たんだけど、将軍や大安全マンと被るので、没になりました。機会があったら、大安全マンを助ける謎の存在として復活させたいところよね。(時計を見て)さて、そろそろ本業に戻りますか。重垣さん、博物館実習のうちあわせに来たんでしょ?
重垣:ええ、そうです。本業に移る前に、いつものセリフで締めないと。
犬飼:おっと、忘れるところだった。このイラストは、管理人がオーダーメイド・コムを通じ、クリエータのVIPERさんに描いていただいた作品です。
重垣:よって、無断転載、無断引用は、お断りします。
犬飼:著作権法違反で「逮捕されちゃうぞ」にならないように。