やいやいてめぇら、おとなしくしろぃ

やいやいてめぇら、おとなしくしろぃ!
〜熱川、清水コンビ編〜





重垣:世を忍ぶ仮の姿は、平穏な生活を守る警備会社の警備員。真の姿は、世界を制服で征服することを最終目標に掲げる秘密結社、世界征服屋近衛部隊の中隊長である、世界制服屋警備部の熱川進警曹、清水清司警尉の活躍シーンを、Akiyoさん。神谷有紀さんに描いていただきました。
熱川:シチュエーションは高村さんや、内藤警正殿と同じ、俺らが小学生を襲う戦闘員をタンカと共に蹴散らすんだ。ちょうどあの日も、俺らが通学路で交通安全指導にあたっていると、戦闘員が小学生を襲っているんだ。初めは何かの撮影かと思ったんだが、様子がおかしい。
清水:平日の朝から、通学時間帯に小学生が襲撃されるシーンを撮ったら、警察に通報されかねないぞ。世の中おっちょこちょいや早合点する連中がいるから。高村さんあたりは、問答無用で戦闘員の頭に木刀で一発かましてから110番しかねないし。それに、カメラマンや音声、照明、メイク…といったスタッフや、撮影中じゃまにならないよう、交通誘導にあたる警備員もいないから、よくよく見てみると、本物の戦闘員ときたもんだ。
熱川:というわけで、俺が先制攻撃の一発を放って、「やいやいてめぇら、おとなしくしろぃ!」とタンカを切ったわけ。
清水:で、わたしが、「天下の公道で騒ぐ、不届き至極な連中め。清水清司が相手になってやる」と次いでやったんです。
重垣:切るタンカまで、性格を現していますね。とはいっても、さきほどの高村さんのように問答無用でぼかっと一発やってから、熱川さんがタンカを切ったんですか?
熱川:あたぼうよ。俺らが「何やっている、子供にちょっかいを出すのはやめねえか!」と警告を発してもやめねえからさ、ぼかっと一発食らわせたんだ。警告はしたんだ。相手だってそれなりの覚悟はあったはずだ。
清水:このままでは少年に何らかの危害が加えられる恐れがある。そう判断したから、熱川もわたしも、一撃放ったわけです。
重垣:警告してもやめないので、やむを得ず攻撃したと。お二人は何回かこのシリーズで触れたように、戦闘員レベルなら変身せずとも撃退できるレベルですからね。襲撃した連中も、よほど慌てたか、事前の偵察の足りない組織ですね。
熱川:だから、KOしたあとで言ってやったんだ。「ここは世界制服屋警備部が所管している。戻って首領に伝えろ、このへんでちょろちょろして、堅気の人に迷惑をかけてみろ、お前らの組織、ぶっ潰しに行くからな」とね。
重垣:堅気の人って…。
清水:我々秘密結社世界征服屋は、「堅気の人を泣かしてはならない」を第一に考えて行動しています。制服によって世界に秩序と安定をもたらすことを目標にしているのですから。
重垣:堅気の人を泣かしてはならないことを考えて、世界征服を狙う秘密結社なんて、聞いたことありませんよ。
清水:それもそのはず、我々が初めてです。堅気の人を泣かすことしかできない、世の人々に迷惑をかけるだけの連中はいざ知らず、我々は世のため人のため日夜活動しているんですから。『サンダーバード』と同じく、道楽で世界征服を始めたのです。
熱川:『サンダーバード』に出てくるようなメカは、出てこないけどな。
重垣:世のため人のため活動する悪役……。他の戦隊物の悪役に、犬飼高美こと女帝・タカミーナの爪のあかでもせんじて飲めといってやりたくなりますね。
清水:同感です。(時計を見て)さて、そろそろ下校時間の交通安全指導に出ないといけないな。
熱川:というわけで重垣さん、いつものセリフ、頼んだぜ。
重垣:わかりました。このイラストは、管理人がOMCを通じ、クリエータのAkiyoさん。神谷有紀さんに描いていただいた作品です。無断転載、無断引用は、お断りします。