「高村宗光警部補」

「高村宗光警部補」





(高村がやってくるが、重垣がいない)
高村:あれれ、重垣さんがいないぞ。今回は俺だけでやるのかい…?ええ、昭和27年から昭和32年まで使われた、警察官制服姿の高村宗光を、大吟醸さんに描いていただきました……あれ、重垣さん、どうされました?
重垣:(気息奄奄でやってくる)これは失礼しました。ども、学芸員の重垣です。
高村:重垣さん、一体どうされました。顔色が悪いですよ。
重垣:いえね、昨日は守谷姉妹に酒をつきあわされまして…。
高村:二日酔ですか?
重垣:ええ。どうにか体調は、回復しましたがね…。いやあ、もうジュンさんと衛子さんの二人は…、ザルかうわばみか…。強いなんてレベルじゃあないですよ…。
高村:ザルとうわばみとですか…。災難ですね。俺やムネさん、守村と飲んだなら、無理強いはしないから、二日酔にはならないんですがね。
重垣:いやあ、お三方と飲むのも遠慮したいですね。
高村:えっ、俺ら、無理強いはしませんよ。
重垣:「あの三人と飲んだら、よくて合成酒、下手すればカストリやメチルが出かねないぞ」って、ジュンさんも衛子さんも言っていましたよ。
高村:(しばしの間)カストリやメチル!?メチルアルコールはさすがに飲まないし飲めないよ、死んじまうもの。よくても目をやられるし。それに俺らが飲むのは「あの人が飲んでいた、ビールです」のクラシックラガーか、焼酎のホッピー割りだよ。ひどいなあ。
重垣:これは失礼しました。なんたって高宗守トリオは戦中派だってうわさも…
高村:戦中派だ、年齢詐称だとはよく言われるけどねえ…。もっとも今回俺が着ている制服の時代は、メチルアルコールやメチルの混ざった安酒を飲んで死んだ、目をやられたというのは日常茶飯の時期だから。
重垣:長い前置きでしたが、やっとこ本題に入れそうです。今回の制服は、昭和21年から27年まで使われたタイプですね。
高村:そうなります。自分はこのタイプ、宗村は昭和27年式が多いですがね。
重垣:なんだか、昭和43年から平成6年まで使われたタイプに似ていますね。27年式は、大吟醸さん以外に、江田伊九丸さん“JJ”hiroさんTERIOSさん、土門圭麻さん久保しほさん岬青潮さんも描いていますから、間違い探しをやっても面白いかもしれませんね。
高村:賞品は出ないけどね。それに、本来は間違い探しができるのは困ってしまうんですがね。同じ物を描いているんですから。
重垣:似た構図で、宗村さんの「若いお巡りさん」がありますが、高村さんは警部補ですね。
高村:ああ、それね。ムネさんが巡査だったから、着装解説のため俺は警部補になったんだ。昭和21年から31年までは、巡査・巡査部長と警部補以上では階級章のデザインと着装位置が違っていたからね。シチュエーションとしては、警部補派出所の警部補が立ち番に出ている…といったところかな。
重垣:なるほど……。次回は初代婦人警察官の制服姿の本田香澄さんとで、メチル入り酒事件で酒屋や居酒屋を聞き込んで回る、「アベック・パトロール」姿を見てみたいですねえ。
高村:(赤面する)
重垣:さて、そろそろ時間です。皆さんもご存じのとおり、このイラストは管理人がのOMCを通じ、大吟醸さんに依頼して描いていただいたものです。よって個人で楽しむ、イラスト作成の参考にする限りでのダウンロード以外は、著作権法に抵触するので、おやめください。
高村:著作権法違反で逮捕されないようにな!