巨大女子ボクサーVS悪の組織

重垣:さて今回は、「巨大女子ボクサー、サンディVS警察用ロボット」の前編、悪の組織に騙された女子ボクサーが基地で大暴れする姿を叙火さんに描いていただきました。
サンディ:よ〜くもあたしをだました挙句、10倍の身長にしてくれたね。そのお返しだよ。
タウロ:(たじろぎつつ)や、約束どおり強くしたではないか。
タングス:それなのに我々の基地をめちゃくちゃにして。どうしてくれる。
サンディ:なにぃ、どうしてくれるだって。それはあたしのセリフだよ!確かに身長を10倍にすれば他の部分も強くはなるさ。だけどどこの世の中、19メートルのプロボクサーがいるんだよ!身長はともかく、体重制限に引っかかっちまって、何の意味もないじゃないか。どうしてくれるんだい!?
重垣:利用しようとしたはずの存在に、逆にひどい目に遭わされる。戦隊物のパロディーですね。おまけに一般人を混乱に陥れるはずが、逆に自分たちが混乱に陥っているんですから。
タウロ:あいつが暴れたときには、逃げるだけで精一杯、応戦なんてできないよ。
タングス:下手に踏みとどまって戦おうとしても、踏みつぶされるのがオチだからな。
重垣:普通、戦隊物の悪役は巨大化して、合体ロボットと戦うでしょう。その原理で応戦するわけにはいかなかったんですか。
サンディ:先手必勝。あたしがその装置を押えて、奴らが反撃できないようにしてやったのさ…ってよくよく考えてみたら、首領を人質にとって、「元のサイズに戻さないと、ひねり潰すぞ」と脅して、元の大きさに戻してもらえばよかった。あ〜、失敗した。
タウロ:後悔、先に立たずだな。
(ここで逓信省時代の制服の守村、登場。「重垣さん、電報です」といって電報を渡す。)
重垣:電報とはいまどき珍しいですね。ええとなになに…、「ザマアミロ、イママデ無辜ノ一般人ヲ攻撃シタ報イダ。 コスプレ集団・レイヤーズ」…発信人はありませんが、高村さんか宗村さんでしょう。「無辜」なんて終戦の詔勅に出てくるような古風な単語を使うあたり。それに、特撮物や戦隊物で、一般人が犠牲になるのが腹立たしいといっていますからね、あの二人は。
サンディ:高村はともかく、宗村は危ないからなぁ…、一回なんざ悠子に手をあげた怪人、本気になって殴っていたからね。高美があの二人を外した理由は、これもあるんだ。
重垣:「壊す模型は作らない」、「レイヤーズは「近未来」に協力すべきではない」と高村さんと宗村さんは反発していましたが、「出せない」理由もあったわけですね。そういえば、「青い三重連の「連絡船の味アタック」」でも、熱くなっていましたね、宗村さん…。
サンディ:あいつは前後の見境をなくすから。演技じゃあない、本気なんだ。目の前にいるのは着ぐるみを着た人間なのに、本物の怪人に向かっていく勢いだからね。
タングス:だからといって、普通の戦隊物や特撮で、一般人が犠牲になるのが腹立たしいから、「今までの報いだ、ざまあ見ろ」はひでえなあ。
タウロ:その報復を、サンディに依頼したような形になるな。
サンディ:あたしもひどい目に遭わされたんだけど…、まあいいや。せいぜいあんたたちの基地を破壊して、腹いせさせてもらいますか。それに、あんたら悪の組織の犠牲になった人々の恨みつらみを晴らす義務もできたしね。ほらほら、巨大プロボクサーに踏み潰されたくなかったら、とっとと逃げるこったね〜。まだ第一ラウンドが終わっただけなんだから〜。第二ラウンドのゴングが鳴ったぞ!(といって暴れだす)
タウロ:どわ〜、ま、また暴れだしたぞ。
タングス:こっちが警察用ロボットに助けてもらいたいよ。重垣さん、大滝さんと実藤さんを呼んで…って、いつの間にか逃げているし!
(その隙に、安全地帯まで待避する重垣)
重垣:やれやれ、とんだ特撮物のパロディーですね。「無辜の一般人」のわたしまでとばっちりを食らうところでしたよ。さて、このイラストは、管理人がOMCを通じ、クリエータの叙火さんに描いていただいた作品です。無断転載、無断引用は、禁止します。