こんな物であたしたちが追い払えると、思っているのかい

重垣:『粉砕伝説ジュリバン外伝』シリーズ『こんな物であたしたちを追い払えると、思っているのかい』の挿絵を、叙火さんに描いていただきました。
タウロ:いやあ、高美さんも、すごいことを思いついたもんだ。
タングス:ああ。俺らを見て、地獄の鬼卒の牛頭馬頭に結び付けるんだもんな。
ミノア:でもって、あたしとシノルは虎柄のレオタード姿の上に、典型的RPGの見せる鎧姿のアマゾネスだからねえ。
シノル:「戦隊物の悪の幹部のように振舞うよう」と台本に書いてあるしね。もっとも、地で演じられる役だけどさ。
重垣:鬼の概念を覆す姿であり、行動ですね。
ミノア:ただやられるわけにはいかないわよ。あたしたちには戦隊物の悪役としてのプライドがあるから。
タウロ:それに、俺らの鍛えたボディを見ろ。大豆ごときで撃退されるわけはない。
重垣:確かに。黒光りする筋肉質のボディ。これでは大豆程度で撃退できるわけがないですよ。銃弾だってはね返しそうです。
タングス:事実、俺らのボディは、拳銃弾程度ならはじき返せるけどな。
シノル:だからこれ見よがしに、大豆をつぶして「こんな物であたしたちが追い払えると、思っているのかい」とタンカを切ったわけ。
重垣:鳴海さんや高村さん、宗村さんが驚くのも、当然ですね。
タングス:そういうこと。
ミノア:女帝命令で節分の豆まきの鬼役を命じられたとき、はじめはどうしようかと思ったけど、世界征服屋の闘将・サンディラこと、世を忍ぶ仮の姿は戦隊物のショーを得意とする劇団でヒロインを演じるサンディさんがいるのを思い出して、彼女に知恵を借りたのよ。
シノル:で、サンディつながりで、喫茶店ユリイカのマスターにして小説家の千尋さんに台本を書いてもらったわけ。
タウロ:だから、さっき重垣さんが言ったように、鬼の概念を覆す言動、行動をするわけさ。千尋さん、乗りに乗ったからね。
重垣:牛頭馬頭というより、アマゾネスに率いられたミノタウロスとケンタウロスにも見えますよ。
タウロ:そのおかげで、普段はレイヤーやコンパニオンをカメラ片手に追いかけまわす連中が来てね、警備部やレイヤーズが悪質な奴らは排除しているが、俺らだって黙っちゃいないぜ。
タングス:俺らの任務は、ミノア・シノルを守ることも入っているから。
タウロ:とはいえ、節分の鬼役を命じられるなんてねえ。俺らもつらいよ。
ミノア:あたしたちも、いろいろあるってとこよね。
シノル:悪役の仕事は、ハードなのよ。
重垣:さて、そろそろ締めのセリフですね。このイラストは、管理人がオーダーメイド・コムを通じ、クリエータの叙火さんに描いていただいた作品です。無断転載、無断引用は、禁止です。
ミノア:著作権には十分、留意しましょう。