「国内治安の戦士」

「国内治安の戦士」



重垣:KAXAKさんに、『粉砕伝説ジュリバン外伝』シリーズ第49作目、「国内治安の戦士」の一場面を描いていただきました。今まさに向かってくるミノタウロスと対決しています。
守村:正直言って、あれは…。平素居合をやっているとはいえ、実戦ですから。死を覚悟しました。いつだったか学芸員殿に、「光人社ノンフィクション文庫の男」だと言われましたが、本を書いた人たちが死を覚悟したのは、まさに今回描かれたような情況だったのでしょう。
重垣:あのときは、冗談交じりで言ったんですがねえ…(苦笑)。さてさて、わたしは剣にはうといのでよくわからないのですが、廊下のような狭いところで戦えるのですか?
守村:自分の場合、体力がないのと、相手が隙を見せた一瞬を狙い、一撃必殺で片をつけなければならない居合ですから、相手が得意とする武器を振り回しづらい廊下のような狭いところへ、自分も戦いにくくなることを承知でわざと、おびき寄せたわけです。
重垣:相手はミノタウロス。バトルアックスを振り回してきますから、廊下のような狭いところだと使えませんが、突進されたらおしまいじゃないですか?わたしは新潟出身で、山古志の闘牛を見たことがありますが、普通の牛だって突進されたら死にますよ。
守村:ですから、相手がしびれを切らして突進する前に見せた隙をついて、片をつけるわけです。それに、突進された場合逃げ込める、枝道も知っています。RPGならミノタウロスが地理を知っていますが、今回は自分が、迎え撃つ側です。
重垣:考えていますね…。これが体力のある、近藤・内藤ペアや、熱川・清水コンビ、守谷姉妹だったら、力で押していけるんでしょうけどね。
守村:自分は、一撃必殺の居合ですから。射撃の森川警士も、刀と銃という違いはありますが、相手の見せる一瞬の隙を狙い、一撃必中で片をつけますから、似たような属性です。
重垣:武器は違いますが、まさに「一芸は百芸に通ず」ですね。わたしもドーミエやビゴーといった風刺版画が主体ですが、写実主義や印象派なども、多少はわかりますから。ところで、詰襟刀装備ですね。ここでは明治29年、41年、昭和10年の3種類の詰襟式警察官制服を紹介しましたが、その一種ですか。守村さんは明治41年制定のデザインを着て現れましたが…。
守村:これは、近年多くなった、詰襟式警備服の一種です。刀は刃引きです。警備部の親会社は、制服アパレルですから、モニターとして着ています。
重垣:なるほど…。
守村:(腕時計を見て)ああ、そろそろ交代時間です。
重垣:そうですか、わざわざありがとうございます。
守村:では、失礼します(敬礼をして、守村退出)
重垣:昭和の男らしい受け答えでしたね。さて、皆さんもご存じでしょうが、このイラストは、管理人がOMCを通じ、クリエーターのKAXAKさんに描いていただいたイラストです。よって、制服描写の参考にする、個人で観賞すること以外の目的のダウンロードは、禁止します。