監督警ら

重垣:「警察署史編纂資料」シリーズの挿絵でもある、監督警ら中の姿をKAXAKさんに描いていただきました。そもそも監督警らとは、どういう警らなのでしょう。
近藤:監督警らとは、その名が示すとおり、交番・駐在所勤務者の勤務状況の監督を兼ねた警らです。定線で行う場合もあれば、乱線で行う場合もあります。
内藤:坂下警察署管内には、坂下交番を筆頭に交番が5、駐在所が2あり、我々監督者は交番は1日1回、駐在所は一週間に1回、監督を兼ねた警らを行います。坂下交番では、24時間勤務に当っている、園田巡査の出迎えを受けています。
園田:ここで、書類を交換し、伝達事項、注意事項を受けます。熱川、清水の二人は、定線警らに出ていて、交番の中では高村さん、守村さん、宗村さんと、守谷姉妹がいます。
近藤:「警ら中の熱川巡査・清水巡査」で描かれた熱川巡査、清水巡査とは、このあとすれ違っています。
重垣:今日は「他人の空似」は日勤なのですね。
内藤:ええ、そうなります。我々も、宗村・守村の二人を遠くから見分けるのは、苦心しています。
重垣:そうそう、監督警らで思い出しました。「深夜の銃撃戦」では、緊急配備の伝達を兼ねた監督警らの途中に不審人物を発見、職務尋問をしたとたんに撃たれていますね。
内藤:ええ、そうです。ひどい目に遭わされました。
近藤:あのときは、あたしも驚きました。重傷で入院したと聞かされましたから…。それはともかく、この警らは、男女ペアで盛り場も回る、アベック・パトロールも兼ねています。監督警らの我々以外に、防犯課の少年係も抜き打ちで行います。
重垣:鳴海さんや犬飼さんが行う、警らになりますね。
近藤:熱川巡査と守谷衛子巡査、清水巡査と守谷ジュン巡査、宗村巡査と鳴海巡査、守村巡査と森川巡査をペアを組ませて警らさせたいわね。
園田:今回は、我々以外に、初登場の坂下交番と背景も見ていただきたいですね。
重垣:坂下交番のモデルは、このシリーズでもたびたび名前が出ている、江戸東京たてもの園にある、旧万世橋巡査派出所です。大吟醸さんの「地理教示」でも出ていますが、こちらは実際に描いています。それに、坂下交番から少し行ったところには電停があるので、背景には路面電車も登場しています。建物と並んで、戦後復興期の日本をベースにした世界観がうかがえます。
内藤:「激動の昭和」を意識した、あの日々の雰囲気が出ていれば、幸いです。さて、そろそろ警らに戻らないとな。園田、あとは頼んだぞ。
園田:はっ、あとはお任せください。
近藤:では、失礼します。(近藤、内藤、敬礼をして退出。)
重垣:いやあ、近藤・内藤ペアはいつ見ても絵になりますね。このイラストは、管理人が
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