「さ、が、れー!」

重垣:「警察署史編纂資料」シリーズ第3作目、「さ、が、れー!」の挿絵を、みど ないとさんに描いていただきました。雑踏整理の最中、このままでは将棋倒しを起こしかねないと思って群集を退かせるべく、園田巡査が拳銃を抜いた瞬間です。
園田:いままでずーっと熱川、清水、守谷姉妹によってかすんでいた僕が、目立った一瞬でもあります。もっとも、近藤さんと内藤さんにどやされましたがね。
重垣:雑踏整理で拳銃を抜いたら…、誰だって怒られますよ。
園田:…安全装置がかかっていたとはいえ、今考えると、すごい事をやったもんだと思えてきますよ。
重垣:それはともかく、「警察署史編纂資料」シリーズは、市井の人々の生活を描く作品が主体なので、実話を元にしている作品が多いんでしたよね。
園田:ええ。今回は、大正14年に福岡で実際に起こった、映画館前での雑踏整理での事案を元にしています。時代は多少前後させていますけどね。
重垣:「深夜の乱射戦」でも触れましたが、映画も昭和30年代に封切られたものを意識していますしね。
園田:作中映画の元の題名のヒントは、守村さんの十八番の歌です。あと、作中で守村さんが、「火のついたダイナマイトを投げつけてきたから、拳銃で応戦したんじゃ」と言いますが、これも実話を意識しています。当時の国家地方警察広島県隊音羽地区警察署管内で起こった事案です。
重垣:…なるほど。今回の見所は、園田さんの姿と映画館、雑踏する人々ですね。
園田:ええ、そうなります。拳銃を見て驚いて退く人々、薄暮の空……いつもながら、みど ないとさんはすごいですね。(時計を見て)さて、そろそろ交代時間です。
重垣:皆さんもご存じのとおり、このイラストは管理人が
OMCを通じ、みどないとさんに依頼して描いていただいたものです。個人で楽しむ、イラスト作成の参考にする限りでのダウンロード以外は、著作権法に抵触するので、おやめください。