帝国将軍 クビヅカ・ハルミ




重垣:白銀の鎧姿の重装騎士、帝国将軍シリーズ。レイヤーズ会長の犬飼高美に次いで、首塚晴美の鎧姿を、望月空さんの筆でご紹介します。
首塚:このシリーズで何回か触れているように、あたしの正体は、現代に生きるデュラハン。高美がRPGに出てきそうな白銀の鎧姿になったから、あたしも負けちゃあいられないと着てきたわけ。
重垣:着てきたわけ…というと、お持ちだったんですか、鎧。
首塚:バイク用のプロテクターを作ってもらったとき、ついでにね。バイク乗りはヘルメットを被るようになってから、頭部負傷は減ったものの、体はライダースーツだけだから、そこの部位が致命傷になるケースが多いんだ。
重垣:最近、二輪車はプロテクターを着けて乗車するよう、警察が指導していますからね。
首塚:この先、プロテクターの着用も義務化されるかもしれないわね。
重垣:首塚さんの愛車は黒塗りでしょう。それでヘルメット、ライダースーツも黒、それでさらにプロテクターまで黒で揃えたら、絵になりますね。
首塚:まさに、鎧はプロテクターに、馬は大排気量のバイクに変えた「現代に生きるデュラハン」になるわね。だいぶ横道にそれたから、話を戻さないと。この鎧を作ってくれたのは、誰だと思う?
重垣:誰でしょう。作れる人が鎌倉に住んでいるとは聞きましたが、そこでですか。
首塚:もっと近場、台東区よ。
重垣:台東区…(しばしの間)、あの、模型屋の高村さんですか?
首塚:そ、その高村よ。彼の一族に鈑金屋がいるから、頼んでみたんだ。ヨーロッパ風の全身鎧は初だから、飾るレベルならできるかもねぇ…と言っていたけど、こんなきれいで、しかも活動的で防御力もある鎧にしてくれたんだ。素材はさびないようステンレスにしたと言っているけどさ。
重垣:すごいですね…、初挑戦でここまでできるなんて。
首塚:高村鈑金は、車のボディの凹み修理から、各種金属部品の製作、さらには全身鎧の製作までできるんだから、すごいもんよ。で、絵のシチュエーションは、高美と同じ。デュラハンを騎士の亡霊、怨霊としたがる連中には、あたしの生前の姿ってことになるかしらね。
重垣:デュラハンは、本来は死を予告する精霊でしたからね。それがファンタジーRPG世界に取り込まれてからは、その外見から、騎士の怨霊、アンデッド・ナイトにされてしまいましたから。
首塚:よく知っているねえ。
重垣:仕事柄、下調べしておきますから。
首塚:ここまで知っているって事は、話は簡単だね。本来のデュラハンは、死を予告するだけ。それに、誰にでも出るわけでもない。ヴァルキリーと同じく、英雄豪傑、善をなした者、悪事を働いていたものなど、人を選ぶんだ。
重垣:だから、悪事を働いていた連中はともかく、英雄豪傑や善行を積んでいてデュラハンに死の予告を受けた者は、「自分は、デュラハンに見込まれるほどだったんだ」と胸を張ったといいますからね。
首塚:このへんの事情を知らない連中が多くて、苦労するよ。現代に生きるデュラハンとしてはね(ため息)。
重垣:少なくとも、レイヤーズ、秘密結社世界征服屋の関係者と、このシリーズの読者の皆さんは、デュラハンの真の姿、知っていますよ。
首塚:もちろん、知っていなきゃあモグリだよ。
(とそこへ、犬飼登場)
犬飼:あら、晴美はここにいたんだ。傭兵隊長のハーロウと騎士隊長のエフスキー、レンジャーのフェローラ、アマゾネス・トーリー、ジュンとエーコのガーディアン・シスターズに魔道士のユーコと、主だったメンバーは揃ったから、合帝国の名将同士の合わせやらない?
首塚:そうこなくちゃあ。このときのために用意したんだから。というわけで、締めのセリフだね。
重垣:わかりました。このイラストは、管理人がオーダーメイド・コムを通じ、クリエータの望月空さんに描いていただいたイラストです。無断転載、無断引用は、禁止します。
首塚:著作権には十分、留意しましょう。