ガーディーの能力発揮
〜銃弾をはじき返す〜

重垣:アメリカン・コミックのスーパーガール、パワーガールを思わせる衣装の、エンプレス・ガーディアンが、武器とも防具ともする自らのボディの強靭さをアピールし、わが身を守る夢の素材、ガーディアン・クロスの性能の実証実験を行う姿を、愁奈さんに描いていただきました。
ガーディー:ジュリバン外伝の「銃弾をはじき返す」にもあるように、アメリカン・コミックでよく出る、銃で撃たれても、弾をはじき返して平然としているシチュエーションを一回やってみたかったのと、秘密結社世界征服屋の開発した、従来の素材よりも軽くて便利な防刃、防弾効果のある布、ガーディアン・クロスの実証実験をかねて、至近距離から森川警尉の装備する、コルト・ディテクティブと、守村警曹の装備する26年式で、実弾射撃をやってもらっています。
重垣:銃声がしたと、大騒ぎになりませんか?
ガーディー:その点は、対策を立ててあります。クレー射撃の練習場の隣に建てた、世界制服屋の工場を兼ねた、秘密結社世界征服屋の基地でやっています。ガーディアン・クロスの実証実験以外に、近衛部隊の射撃訓練をやっても、銃声がしたと大騒ぎにならないようにしてあります。
重垣:なるほど、銃声はカモフラージュしているわけですね。ところで、今回はガーディアン・クロスの実験だといいましたが、いつもの半透明の素材ではありませんね。
ガーディー:これは、より体にフィットして自然に見える、肌色タイプです。新しく開発したので、従来の半透明のものと同等の性能を有するかの実証実験が必要になったわけです。
森川:ガーディアン・クロスとガーディーの能力には、驚かされました。数メートル、数十センチ単位から、がら空きの胴体を射撃しても、総てはじき返しましたから。普通だったら致命傷になるような部分を狙撃したんだけど…。それに、相手が思わずひるむ顔面や、頭を狙う、得意の弱点射撃もやりましたが、平然とマントや腕で、弾かれましたから。
ガーディー:スーパーヒロインには、拳銃の弾などスローモーションに見えるほど、動体視力が強化される…なんてね。実際は、弱点射撃は反射的に体が動いて、弾をはじいているだけだし、痩せても枯れても、拳銃なら秒速で200〜400メートル近い金属の固まりが体にぶつかるんだから、当たる瞬間は、無意識ですが、腹筋に力が入っています。
守村:条件反射とはいえ、はじき返せるんじゃから、エンプレス・ガーディアンはスーパーヒロインなんじゃ。わしも26年式で何回か撃ったが、みな、はじき返された。
ガーディー:確かにはじき返せても、さっき言ったように、金属の固まりが高速で飛んでくるんだから、あたれば痛い。相手がいる前で痛がるわけにはいかないけどさ。作戦で、ダメージを受けたように見せかける以外ではね。
重垣:だけど、それはガーディーらしくないから、やらないんですよね。
ガーディー:ええ、正義のヒロインたるもの、奇計を使うなどという姑息なまねはできません。ヒロインにあこがれる悪役なら、なおさらです。正々堂々、相手にぶつかるのみです。
重垣:ところで皆さん、拳銃の所持許可は持っているんですか?銃刀法に引っかかりますよ。
森川:そこはそれ、あたしたちの正体は「世界を制服で征服する」ことを目標とする秘密結社、多少は非合法の品を持っていたって、おかしくはないのですが、許可は、取っています。
守村:わしの26年式は、米軍から返還された無可動実銃なんじゃが、もう一回使えるようにしてある。
ガーディー:警察の生活安全課が所管する警備業、古物商を営む反面、警備課や公安課が聞いたらただじゃあ済まされないようなことをやっている。矛盾した組織ですからね、世界制服屋と秘密結社世界征服屋は。
森川:もっとも、夜間の常駐警備のときには、わざと見える位置に、火薬を抜いた実弾と、無可動実銃を側らにおいて勤務することもあります。
重垣:なるほど、そういう使い道もあるわけですか。それに、実験に使う拳銃も、渋いですね。
森川:作者の趣味も入っていますが、あたしたちは、自身が使いこなせるものだけを、得意の武器として戦います。もっとも、ガーディアン・クロスの実証実験では、あたしのコルト・ディテクティブ、守村警曹の26年式以外にも、結社所有の、複数の口径で、第二次大戦式から現行のものまで、数十種類を使っていますが、いかなる口径、種類、メーカーの弾、拳銃でも、貫通しませんでした。
守村:(時計を見て)さて、そろそろ時間のようだ。
森川:締めのセリフに、移らないと。
ガーディー:坂道で加速のついた、ブレーキ故障の危険物ローリーを平然と止め、H型鋼を曲げ、拳銃弾をはじき返す、エンプレス・ガーディアン。この力は、人助けと女帝を守ることにのみ、使われる。悪役なのに正義のヒロインにあこがれる、「矛盾した近衛部隊隊長」近藤衛恵ことエンプレス・ガーディアン。
森川:女帝・タカミーナの思想に共鳴し、世界征服事業に協力する秘密社員No8620、近衛部隊警尉、森川あずさ。
守村:同じく、女帝の思想に共感した、「昭和の男」、秘密社員No9600、近衛部隊警曹、守村義衛。
ガーディー:世界征服事業と、人々の役に立つ警備業と制服専門アパレルで活躍するあたしたちの応援、よろしくお願いします。
重垣:ヒーロー・ヒロインといえども、秒速で300メートル近い速さで飛んでくる銃弾をはじき返す瞬間は、体に金属の固まりがあたるわけですから、痛いのは当たり前です。それを表情にも出さず、平然としているから、ヒーロー・ヒロインなんでしょう。さて、このイラストは、管理人がオーダーメイド・コムを経由し、クリエータの愁奈さんに描いていただいた作品です。無断転載、無断リンクは、禁止します。