夜霧のパトロール

重垣:曽根史郎の歌の題名になりそうなタイトルの、夜間、防犯パトロールにあたる高村・宗村コンビの姿を、TERIOSさんに描いていただきました。
高村:「夜霧の望楼」に「白いジープのパトロール」をくっつけたような題名だろう。今回は、レイヤーズの行う防犯パトロールの姿を、イラストにしてもらいました。
宗村:この絵に描かれているように、夜間の警らは、二人一組で行います。一人では複数の不審人物を発見した場合には、不利ですから。これは警備員、警察官も同じです。
高村:不利を覚悟でぶつかって、ひどい目に遭ったことがあるからな。
宗村:墨東署特高課が敵視している同人作家を引っ立てていくから、制止したときだね。あのとき僕らは、刃引きの巡査刀しか持っていなかったのに対して、相手は集団で、飛び道具を持っていたから。
重垣:そのときの苦戦は、『小異を捨てて大同につく』、『処刑されちゃうぞ』で触れられていますね。
高村:ええ。あの時以来、レイヤーズの装備規定が変わって、詰襟佩刀装備でのパトロールは行わないことになりました。これ以外にも『トンデモ設定』で触れたように、学生と間違われることもあったから。
宗村:帯革に装具を吊る、昭和43年式までならともかく、警察官制服が詰襟式だったのを知っている世代は、相当の年齢か、マニアだから。それはともかく、僕らをはじめとした防犯パトロールにあたるボランティアの心境は、まさに、「事件よ起こるな 事故よ起こるな そんな気持ちで警らする 夜霧のパトロール」です。
高村:何事も起こらないことが、俺らをはじめとした防犯パトロールや警備員はもちろん、警察官・消防官にとっても第一の願いだから。それに、今回は、『特撮に協力だ、レイヤーズ』で触れたように、実藤・大滝の二人に特撮物で目立つ役を譲った代わりに、カラオケの背景に流す映像の撮影に協力するから。これは「若いお巡りさん」だね。
宗村:制服の年代がずれるけど、シチュエーションや演じている年齢としては近いし。乃南アサの『ボクの街』にもなるね。
重垣:小道具の懐中電灯も、レイヤーズらしく、車に積んでおけば発煙筒はいらない、赤色光の出せるものにしていますね。てっきり軍用のL字型や、警棒代わりにも使えるものかと思いましたよ。
宗村:L字型の軍用モデルや、アメリカ製の警棒代用の懐中電灯は、使えないねえ。レイヤーズの装備規定に入っていないし。
高村:それに、制服の時代に合わないよ。それはともかく、夜間の警らに出たとき、懐中電灯を右肩につけるのは、よく行われていたんですよ。「巨大女子プロボクサー、サンディVSロボット」の大滝と実藤のように、左肩に無線機の送受信機をつけるのと、利き手は右が多いから。懐中電灯で手元を照らして、一件書類の作成や、職務質問時の身分証の照会なんかをやりやすいようにしていたんだ。
重垣:そういえば、夜間警らの警察官とすれ違った場合、右肩によく懐中電灯をつけていましたね。ところで話は変わりますが、「夜霧のパトロール」のラストで出てきた、「事件よ起こるな 事故よ起こるな そんな気持ちで警らする 夜霧のパトロール」は、曽根史郎さんの歌だといっても違和感、ありませんよ。お二人のうちのどちらかが、二代目の曽根史郎としてデビューしますか?
高村:冗談でしょう、重垣さん。
宗村:僕らには、荷が重すぎですよ。
重垣:「昭和の男」のお二人は、向いていると思うんですがねえ…。さて、そろそろ時間ですね。締めのセリフに移りましょう。
高村:このイラストは、管理人がオーダーメイド・コムを通じ、クリエータのTERIOSさんに描いていただいた作品です。
宗村:よって、無断転載、無断引用は、禁止します。
重垣:著作権には、十分留意しましょう。