ある日の二人〜冬の江戸東京たてもの園、解説ボランティア

ある日の二人
〜冬の江戸東京たてもの園、博物館ボランティア〜



右、絢月花音版、左、津奈サチ版
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重垣:「「激動の昭和」を彩った、あの日の姿、今ここに」をモットーにして活動する、コスプレ集団・レイヤーズ。地域の防犯・交通安全活動に協力するだけではなく、博物館ボランティアにも活動は及んでいます。
宗村:何回かこのシリーズで話してきたように、コスプレ集団・レイヤーズは、「激動の昭和」を彩った、各種官庁、職業系制服を持っています。
鳴海:ですから、単にコスプレイベントで着る以外にも制服を生かそうと、重垣さんが言ったように、地域の防犯パトロールと、朝夕の通学路での交通安全指導にあたるのみならず、近現代史に興味があるメンバーが多いので、江戸東京たてもの園の展示解説のボランティアに、レイヤーズとして応募したわけです。
宗村:みんなして面接に行ったら、ぜひ来てほしいという話になり、主として土日と休日といった来場者が多い日に、歴代の警察官制服姿で、万世橋交番とその近くで、園内の案内と、万世橋交番の解説に加え、制服姿を生かし、園内の巡回に当たります。
鳴海:園内に展示してある保存車両の部品を失敬していこうとする、心無い人や、屋外だからと喫煙場所以外で一服つけている人が、たまにいますからね。園内の建物のほとんどが木造なので、一軒燃えたら類焼する可能性が高いですし、燃えてしまったら、再建できませんから。
重垣:保存された鉄道車両の中には、心無い連中に部品を失敬されて、すさまじい姿になってしまったうえ、老朽化して解体の憂き目にあったものがいくつもありますからね。
宗村:ま、そういう景気の悪い話はともかく、重垣さんに紹介してもらった作品の中のいくつかは、僕らがここでボランティアしている関係で、ロケをさせてもらえたものもあります。で、今回は、「ある日の二人、冬の街、アベックパトロール」の1年前に当ります。
鳴海:ムネさんは昭和43年式警察官制服、あたしは昭和51年式婦人警察官制服で、解説ボランティアに出ていたら、雪が降ってきたんです。
宗村:ちょうど、12月の24日にね。ホワイトクリスマスは、官庁系レイヤー、とくに鉄道系レイヤーにとっては、最高のロケハンです。『鉄道員ぽっぽや』のスチルショットのような一瞬が、撮れますからね。ですが、あのときには、身分はアルバイトですが、僕らは、雪を素直に喜べない職業についていました。
鳴海:いまは、本業ですけどね。
重垣:クリスマスイブの夕暮れ、制服姿で過ごす二人…。お二人らしいシチュエーションですね。
宗村:だから、レイヤーズなんですよ。
鳴海:他の人とは違った年末年始を過ごすのが、あたしたちですから。次の年の4月からは、南岸低気圧が関東近海を通過しているときには、空を見上げて、「雪よ降るな」と言う職業についたわけですし。
重垣:そうでしたね。雪が降るのはスキー場だけでいいという職業ですからね、二人とも。
宗村:だけど、今日だけは違う。まだ許される。その一瞬を描いてもらいました。
重垣:もうこの時点から、「制服姿に私情を隠し、今日も勤務につく」という空気をかもし出していますね、二人とも。
さて、このイラストは、管理人がオーダーメイド・コムを通じ、クリエータの津奈サチさん、絢月花音さんに描いていただいた作品です。無断転載、無断引用は、お断りします。
鳴海:著作権法違反で「逮捕されちゃうぞ」にならないように。