粉砕伝説ジュリバン
外伝第13話
〜悲運の将軍、ドン・ハンター…?〜
1
それぞれの思惑
世界制服屋警備部に、コスプレ・イベントの警備依頼が入ってきた。もちろん得意中の得意とする仕事だから、警備1課長の内藤武士が警備計画を作っていると、部長の近藤衛恵がやってきて、
「こんどはT遊園地でやるんだ。」
と言ったので、内藤は園内地図を広げて返す。
「T遊園地はK遊園地より広いからねえ。それに撮影スポットもいっぱいあるし。」
最近は遊園地とコスプレ・イベント主催が組んだり、遊園地が主催して、遊園地の敷地でコスプレ・イベントを開くことも多い。
「増収策なのかしらね。」
と近藤が言うと、内藤は、
「まあそれもあるんだろうが、撮るほうにしてみればなにもなくてがらんとした、壁しかないホールや見本市会場で撮るよりかは、遊園地のほうがジェットコースターやメリーゴーランドといった乗り物があるから絵になる構図が多いだろうし、ゲームやアニメのキャラの中には遊園地に来る子供に人気のあるものもいるから、一石二鳥というやつだね。」
と次いだので、彼女は計画を見ながら返す。
「それに、あたし達にとっては仕事も入るしね…。ところで今回は官庁系OKなんだ。屋外でやるのに、珍しいわね…。ふんふん…、ブルー・ユニッツのいるレイヤーズは、ボランティアの警備参加…と。なるほどね。さてさて、今回はどんなレイヤーが来るのかしら。」
一方そのころ世界制服屋の本社は、コスプレ・イベントで出張販売する準備に追われていた。
副店長で、実質犬飼高美と共に制服屋を経営する岡崎理恵が、
「香澄ちゃん、準備できたー?」
と言うと、新人デザイナーの本田香澄が返す。
「今、ワゴンに荷物が積み終わりました。」
駐車場では、警備部の中島衛士と川崎守邦の二人が、荷物の積み込みの助っ人に来ていた。
岡崎が、
「あとは、明日を待つだけね。中島君と川崎君、手伝ってくれてありがとう。」
というと、
「それじゃあ、俺らはこれで…。」
と挙手の礼で退出する二人の後ろ姿を見送りながら、岡崎が、
「明日はあなたも、コスプレするのよ。」
と言うと、本田は、
「ええ、準備は万端です。メイド衣装一式あります。」
と次いだので、岡崎は返す。
「それならいいんだけど…、今回もハンターは来なかったわね、なにやっているのかしら…?」
ハンターこと狩田ハンターは、世界制服屋の店長である。しかし彼は制服はおろかアパレルの知識皆無と来ているから、社内での存在は薄い。実質は犬飼と岡崎で世界制服屋を動かしているようなものだから、イベントの準備に来ても来なくても痛くもかゆくもないが、様にはならない。
うわさのハンターはというと、表の仕事そっちのけで、征服屋の将軍としての活動をしていた。
「やはり人質を取るのが、この手の団体の王道……。」
彼が練っている計画は、遊園地のコスプレ会場で騒ぎ、警備その他の目がそちらに向いたすきに乗じて戦闘員そのほか征服屋系のメンバーで遊園地を占拠する。なんという恐ろしい計画だろうか。楽しいはずの遊園地で人質とは…!
文章にするとたった2行しかないが、作戦計画は準備段階から書き起こしてあり、B5の紙で100枚以上の大長編。
作戦計画を前にして、彼はひとりごちる。
「今までは戦闘員の準備不足だったりしたが、今回は驚くなよ、レイヤーズのライバル、狂信的ファンサークルの天誅組を仲間に引き入れたんだ。」
天誅組は、キャラレイプ物エロ同人誌や原作の原型をとどめないパロディーなど、その作品に対する愛が伝わってこないものを描く同人作家に対して殺意を抱いており、暴力をもってして描くことをやめさせることを辞さない狂信的ファンサークルである。これまで何回かレイヤーズやブルーユニッツと対決しては敗北している。それを戦闘員とともにレイヤーの中に混ぜておくのだ。
「今度こそ成功させて、サンディやリョーコの鼻を明かしてやるんだ、それにガーディーも!」
征服屋での彼の序列は知将となっているが、行動を起こせば失敗続きでいまいちパッとしないばかりか、近衛部隊隊長のガーディーの表の顔、近藤衛恵が率いる世界制服屋警備部にいたずらに名をなさしめるばかり。おまけに前述のとおり、彼の表の顔であるはずの制服屋でも影が薄い。だからここで一発名誉挽回というわけだ。
「見てろ見てろ、タカミーナ陛下に対する一番の忠義とは何か、見せてやる!」
2
出動、警備部
「警備区割を発表する。」
世界制服屋警備部の制服姿の内藤が言うと、警備部員とイベント団体のスタッフが注目する。
「1班から6班までにわかれた制服巡回班は、随時会場内を巡回し、AからZの各哨所は、30分から1時間の割合で立哨する。それから私服巡回班…といっても私服ではない者もいるが…は、一人ないし二人でレイヤーの間を巡回してほしい。みんな盗撮、スリ、置き引きそのほか一般客との衝突など、刑事事件になるようなことが起こらない、楽しいコス・イベントになるよう努力してほしい。以上!」
「はい!」
内藤が、今回の警備の総責任者である。彼の目の前には世界制服屋警備部の、制服警備の警備1課はもちろん、私服警備の警備2課、それにコスプレ集団・レイヤーズをはじめとした、コスプレ団体側のボランティア・スタッフが、ゲームやアニメのキャラクターはもちろん、憲兵を中心とした日本陸軍の九八式軍服や昭五式軍服、ドイツ国防軍のM36年式軍服、防暑帽型の制帽を被ったスコットランド・ヤードの警察官、アメリカ陸軍のM1野戦服などの軍装や鉄道員、明治初年の「警視庁抜刀隊」から昭和10年式の詰襟制服、それに折襟ネクタイ式になった昭和21年式制服、階級章が腕から襟の上に移った32年式制服、さらには1世代前の昭和43年式制服…と、歴代の警察官の制服や機動隊、SWATの装備姿で集まっていた。
もちろんこの中には、歴代婦人警察官の制服姿の女性で作った、「婦警戦隊
ブルー・ユニッツ」の、岡崎理恵、鳴海悠子、高見裕子、渋川あずさ、宗村夏実や、世界制服屋警備部の女性部員で結成した、「警備戦隊
ガーディアン・ユニッツ」の、森川あずさ、各務まゆみ、岡部百合恵、高城真理、北条護子もいる。
内藤の訓辞が終わってから、森川が、
「…かっこいいわね。内藤課長。あの姿に衛恵さんは参ったんじゃないかな?」
と言うと、隣にいた守村義衛が、
「男の俺でもかっこいいと思うからねえ…。衛恵さんのみならず、警備部の女性隊員が参ってしまうのも、わからなくないな。」
と次ぐと、本業は画家である各務が笑って返す。
「内藤さんの側に衛恵さんが立っていたでしょ。あれ見てて本当にあの二人は絵になるなあ、って思ったわ。思わずスケッチしちゃった。」
その反対側では、FFVIIのクラウドに扮した雲部赳、同じくザックスに扮した袋井一郎、それにFFVIのセリスに扮したステファニー・ローゼンハイムと、FFIIIの赤魔道士に扮した首塚晴美がいた。
「黒髪だったら、ティファができるんだけどね〜。」
ステファニーが言うと、首塚が、
「あ、あそこで手を振っているのはレイヤーズのティファニーさんよ。あ、ユフィにエアリスまでいるじゃないの。行ってあげたら?」
と返したので、袋井が次ぐ。
「よし、いくぞっ雲部!」
さてそのころ、昭和51年式婦人警察官の制服姿の鳴海悠子と、昭和10年式詰襟制服の男性警察官に扮した宗村高光の二人は会場を巡回していた。
「あっ、ムネさん見て。『ハッチポッチステーション』のショーですって、見てかない?」
「おっ、面白そうだねえ〜。少し見ていくか。」
二人が人ごみごしに見ると、ステージの上にいるゲストは、なんと、高倉健。しかも衣装は国鉄の灰青色背広型のもので、制帽は赤地に金筋2本の駅長帽。ということは『
乙松駅長はジャーニーに向かい、
「ジャーニー、お前もポッポヤなら、少しはしゃきっとできないのか!?」
と言うと、ジャーニー返して曰く、
「できませ〜ん。」
乙松駅長はあきれはて、引導を渡す。
「お前は、生涯1職員だな。運転士への転出も無理だ。」
「え〜、そりゃないですよ駅長!」
これには一同、どっと吹きだしてしまった。なんといっても相手は自分の妻が危篤だと聞いても、最終列車を出してから病院へ向かったので死に目には間に合わず、子供が危篤だという知らせを受け取っても、
「…したって、俺はポッポヤだから、どうすることもできんしょ。俺がホームで旗振らねば、こんなもふぶいてるなか誰がキハを誘導するの。転轍機も回さねばならんし、子供らも学校おえて、みんな帰ってくるべや。」
といって、鉄路と駅を守った男。しかし相手は思いつきで転職だなんだと騒ぐうえ、遅刻ばかりしている。「融通の利かない男」佐藤乙松とジャーニー。このまったく正反対の対比はなんともおかしい。
「ムネさんは、あたしが危篤だって聞いても、駅を守る…?」
と鳴海に聞かれて、現役鉄道員の宗村はしばし考えたのち、
「ひとり抜ければ、みんなに迷惑がかかるからね。抜けられないよ…。『喜びも悲しみも幾歳月』のセリフじゃないけれど、「俺が行くまで、お前もがんばれって…」としか、言えないかもしれない…。」
といって下を向いてしまったので、あわてて鳴海が、
「まずいこと、聞いちゃったみたいね。気にしないで、ね、あたしはムネさんの性格よくわかっているから、そういうときでも薄情だとかって怒らないから、ね…。」
とフォローしたところに、トランシーバーが鳴った。
「ムネさん、悠子さん、大変だ。コス・イベント会場で事件発生、直ちに向かって!」
「了解!」
こう言うが早いかふたりは人ごみをかき分けかき分け、コス会場へと急行する。コス・イベントを守るためにすべてを賭けた二人に、私情をさしはさむ余裕などない。
3
天誅組、現る
宗村と鳴海がショーを見ていたころ、幕末の志士に扮した「天誅組」は、わざと生足でいたり、露出度の高い服装で素肌を露出させているようなマナー違反のレイヤーや、きわどい角度でカメラを構える悪質なカメラ小僧などを見つけると、自慢の模造刀や竹光で、
「天誅。」
「朝敵、参る!」
とばかり斬りかかってきたから会場は大騒ぎ。しかも、
「なにをするのか!?」
と制止しようとしたスタッフまで、
「うぬら、朝敵の味方をするのか!?」
と向かってくるからたまったものではない。各所でちゃんちゃんばらばら乱闘が始まるが内藤は動じず、指示を下す。
「各人は、抜刀して騒ぐ天誅組を逮捕せよ。武器使用を許可する。」
警察官の佩刀は拳銃と同じく、「…兇賊逮捕ノ際ト雖モ
騒ぎの現場についた宗村はすっと佩刀を鞘から抜き放ち、
「会津藩士の末裔、参る!」
とわめいて天誅組に向かっていくと、鳴海も負けてはいない、腰のホルダーから警棒を取り出してタンカを切る。
「ブルー・ユニッツがいる限り、あんた達のやりたい放題にはさせない!」
場内は、ブルー・ユニッツとガーディアン・ユニッツが、5人1組の見事なまでの連携プレイで的確に逮捕していく。もちろん本家本元、天誅組といった「浮浪の輩」を取り締まるため編成された、新撰組や見廻組も負けてはいられない。喀血するのでは…という勢いで沖田総司が菊一文字を振りまわせば、近藤勇に土方歳三はもちろん、斉藤一に原田佐之助、永倉新八…という有名どころから、薩摩の間者富山弥兵衛、大砲方阿部十郎、会計方長坂長十郎というマイナーどころまでかき集めてくりだしている。
その反対側ではクラウドとザックスがバスター・ソードでチャンバラを展開するかと思えば、赤魔道士やディードリット、ダルタニャンにオスカルがレイピアの華麗な剣さばきで志士を翻弄する。そうかと思うと三国志演義系のレイヤーは日本刀対青龍刀という対決だ。
こうなると負けていられないとばかり、警視庁抜刀隊は、
「朝敵の汚名を晴らすときは今ぞ、東北男児、進め!」
と田原坂の戦いではないが、「戊辰の仇」とばかりに浪士を追いまわし、制帽のあごひもをかけたりヘルメットを被った、昭和43年式制服によく似た制服姿の警備部員は、警備1課長・内藤武士警佐に率いられて、
「小隊は、日本刀を振り回して騒ぐ極右分子集団を直ちに解散、逮捕せよ、突撃前へ!」
と警棒や警杖片手に突進していくというありさま。
事情を知らない家族連れやカメラマン、一般参加のレイヤーといった人達は、この一大活劇をやんやの喝采で見るかと思えばシャッターを切る。
「こりゃあシャッターチャンスだぜ…。」
そのころ世界制服屋のブースでは、たった一人残された本田がおろおろしていた。ちょうど岡崎が離れたときにこの騒ぎだ。
「どうしよう…。どさくさまぎれに売上や商品をもっていかれたら…。」
確かに天誅組は略奪はしないだろうが、この混乱に乗じ、別の誰かが何かしでかさないとも限らない。彼女が不安にかられているところに、見なれた顔がやってきた。警備部の中島と川崎だ。
「中島さんに川崎さん!」
本田の言葉に、中島は警棒片手に返す。
「俺らがいる限り、本田さんの身柄は安全だと思いねぇ」
川崎が次ぐ。
「なんたって、君は制服屋の若手エースだからね!」
騒ぎが起こったのを見たハンターは、ころはよしとばかりショー会場のステージにあがり、
「ふはははは、この遊園地は世界征服屋がのっとった。」
と言おうと思ったが、果たせなかった。なんと言っても相手が悪い。「融通の利かない男」佐藤乙松に扮した高倉健だ。
「何だ、お前は。俺らのじゃまをするな。」
ぎろりと健さんににらまれて、ハンター貫禄負け。さらにジャーニーに、
「あはは〜、変なの〜」
と言われ、ダイヤさんには、
「さすが乙松駅長、かっこいいわ〜。」
と返されたうえ、エチケットじいさんには、
「人を尋ねるのに、鉄砲もってくるとはけしからん。もっとも鉄砲漬けなら大歓迎やけどな。」
などとあれこれ言われてしまい、
「何を…!」
ムカッと来たハンターが銃の安全装置を外そうとした瞬間、同じく一般客に混じってショーを見ていた犬飼高美こと女帝・タカミーナが、
「なんであんたが出てくるのよ、せっかくこっちはショーを見ているのに!熱川、清水、早く片づけておしまい。」
と熱川・清水コンビに合図を送ると、ふたりは、
「乙松駅長、こいつですね、駅で騒いでたってのは。」
「鉄道営業法違反の現行犯で逮捕する!」
と言うなり、
「どわっ、なにをする!」
と暴れるハンターの両脇を抱え、強制退去させた。二人のコスは国鉄時代に駅や鉄道敷地内で起こった犯罪を取り締まった鉄道公安官だから、ショーに合わせたようにしか見えない。
タカミーナ…いや、犬飼高美は内心渋い顔でつぶやく。
(今のあたしはね、世界征服よりショーなのよ!!)
一方そのころ……。
「くそ、またしてもレイヤーズに妨害された…。やむをえん、退却だ!各人血路を開いて落ちのびろ!」
首領が叫んで逃げ出そうとすると、目の前には長身の制服姿の男女が立ちふさがった。もちろん、内藤と近藤だ。
「逃げるのかい、天誅組の首領さん。」
内藤が言うと、近藤が次ぐ。
「責任はとってもらおうじゃないか。これだけの大騒ぎを引き起こしてくれたんだ。」
すると相手は、短剣と同じぐらいの警棒しか持っていないから、逃げ切れると油断したのか斬りかかってきた。しかし、二人は生身でもジュリバンや怪人相手に戦えるぐらいの戦闘能力を持っている。
近藤はすっと体をかわし、すれ違いざま首筋に警棒の一撃を見舞うとタンカを切る。
「威力業務妨害の現行犯で逮捕する!」
4
結局…
天誅組は、それまでにもコス・イベント会場で騒ぎを引き起こしている「前科者」で評判の悪いサークルだったから、さほど大騒ぎにならずに済ますことができた。ハンターにとってのせめてもの救いは、首領以下誰も世界征服屋との関係については一切言及しなかったことだ。
警備部本部の警監室では、近藤が近衛部隊系の警備2課員を呼んでいた。
「天誅組といった、狂信的ファンサークルの存在を知らなかったというのは、今後の警備活動に支障をきたすかもしれない。みんなには、このような危険団体についての内偵調査をお願いするわ。」
というと、一同は返す。
「はっ!」
警備2課の面々がが退出したあとで、内藤が、
「せっかくのコス・イベントだったのに、事件になったね。大事にならずに済ますことはできたけどさ…。」
というと、近藤は返す。
「理恵さんから聞いたんだけど、事情を知らない人からはあの大騒ぎを見て、「面白いですねえ」なんて言われたってさ。世の中警備会社はいっぱいあるけど、騒ぎを小さく済ますのはあたし達にしかできない芸当なのよ。それにね、わざと生足でいたりするレイヤーや、変な構図で写真を撮るカメラ小僧を天誅組が退治してくれたのは、ざまあ見ろと思ったわ。」
そのころ、世界制服屋1号店の警備所では…
レイヤーズのカメラマンからもらった、内藤と近藤の決定的瞬間の写真を見ながら森川が、
「かっこいいわね、衛恵さんは…。」
と言うと、高城がレイヤー相手の雑誌片手に返す。
「二人で天誅組の首領を取り押さえたんだからねえ。」
すると、本業は画家である各務が、スケッチブックを開きながら、
「内藤さんと近藤さんは、絵になるシーンが多いわね〜。」
と継ぐと、守村が言う
「俺らも、そういう人間になりたいもんだ。」
征服屋のアジトでは、女帝・タカミーナはハンターを前にしていた。
「申し訳ございません。せっかくのショー見物を妨害してしまって。」
ハンターが言うと、タカミーナは返す。
「ショー見物は気にしてないけど、あんたもつくづく運のない男だねえ。なにかやればジュリバンか警備部に妨害されてさ。ちょうどいい機会だから教えてあげるけど、警備部はね、関東圏内で開かれるコスプレ・イベントや遊園地の警備に関わっているし、近衛系のメンバーにもレイヤーがいるのよ。だからこんどは仙台か静岡で騒いでみたら?まさかそこまでは警備部も来ないでしょ。」
すると、ハンターはつぶやく。
「あああ、それにつけても俺は、不運だなあ〜。」
やることなすことすべて裏目に出てしまい、身内である近藤衛恵や内藤武士の率いる警備部にまで妨害されてしまう知将・ドン・ハンター。運がないのか…?負けるなハンター、読者がついているぞ!