昭和23年式国鉄職員制服

昭和23年式国鉄職員制服



昭和23(1948)〜昭和41年(1965)
モデル 宗村高光

昭和23年、占領当局の指令で詰襟制服を廃止し、フルモデルチェンジを行ったときの制服です。
物資不足の中で、しかも11万人の警察と消防、30万人の郵便も同時にモデルチェンジを行っている最中なので、当時大量にあった軍服の生地を利用し、工作の手間を省くため5つボタン立襟式の第1ボタンをあけて開襟にし、ネクタイを着用しています。
職能別にデザインされた昭和41年式が制定されるまでは、青函・宇高の連絡船職員以外は総て、国鉄総裁、本庁の管理部門、機関士、保線区、鉄道工場の職員など、普段は私服か作業服の貸与を受ける者も、全職種が式典や他の部門の応援のため最低一着の支給を受けています。「ゲタ電」の旧型国電を動かす電車運転士、普通列車の車掌もこれを着て乗務していたので、職名を腕章で区別させています。 昭和41年に、三つボタン背広型の制服が制定されますが、全国で50万近くの職員に支給するうえ、労働組合との関係で、全国一律のモデルチェンジとはならず、このタイプは昭和50年代まで着用されています。
このイラストは、リバイバルトレイン「あゝ上野駅」号の入線待ちという設定なので、設備は更新されているとはいえ、当時の雰囲気を残した上野駅のホームです。